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日々感じた事・・・。


by qwert.6
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『 宇宙に描く・・・光のファンタジー 』

☆ 2007年3月の夜空 ☆

  ○満月=4日   ○新月=19日

3月は、観察できる場所や条件がかぎられているものの、
部分月食、部分日食と、めずらしい天文現象が続きます。
その一方で、星座の世界では、
冬の星座から春の星座へと季節の移り変わりを楽しむことが出来ます。
西空に明るい冬の一等星がならび、
反対の東空には、
春の一等星レグルス、スピカ、アルクトゥールスが見つけられます。


【3月の流星群】
  
  3月から4月にわたって長く続く「おとめ座」流星群に注目です。
  22時ごろになると、東の空に大きな「おとめ座」が全身を現わします。
  この星座に「放射点」をもつ「おとめ座流星群」の流星が、
  3月の月末から4月いっぱいまで、少しずつ出現します。
  この流星群は、流星の数は少ないもののときおり非常に明るい
  「火球」が現われることがあります。


【3月の惑星】

 「水星」
   3月22日に西方最大離角になる水星は、
   3月の後半に夜明け直前の東の地平線に姿を現わします。

      
 「金星」
   宵の明星=金星は、
   日没時の高度が30度ほどになり、
   日没から2時間後の20時ごろに沈むまで、西空で煌々と輝いています。


 「火星」
   日の出前の5時頃に東南東に姿を現わす火星は、
   まだ明るさも1.2等級で、薄明の中で弱々しく光っているだけです。

 
 「木星」
   「へびつかい座」の端にして、マイナス2.1等級の明るさで輝いています。
   すぐ隣の「さそり座」には夏の一等星アンタレスが赤く光っていて、
   7月まで木星はじわじわとそのアンタレスに近づいていきます。
   12日の明け方には、下弦の月と木星がならんで見事な眺めになります。


 「土星」
   土星がいま光っているのは、
   「かに座」と「しし座」のあいだで、明るさは0.2等級あります。
   天体望遠鏡があれば、土星の環を観察することができます。






ギリシャ神話では・・・


  昔、レルネアの沼に、大きな化けガニのカルキノスが住んでいました。
  同じ沼には、頭が9つもある化けヘビのヒドラも住んでいました。
  この2匹の化け物は、あんがい仲がよかったようです。
  ある日、英雄ヘルクレスが、ヒドラ退治にやってきました。
  カルキノスはヒドラの手助けをしようと、
  ヘルクレスの足をハサミでつかんだのですが、
  あっというまにヘルクレスに踏みつぶされてしまいました。
  やがてヒドラもヘルクレスによって倒されてしまったのです・・・。
  この戦いの一部始終を、天界から女神ヘラが見ていました。
  女神ヘラはヘルクレスを大嫌いだったので、
  ヘルクレスを苦しめたご褒美として、
  両方の化け物を天に上げ星座にしたといいます。
  化けガニのカルキノスは「かに座」、
  ヒドラは「うみへび座」になりました。
  この2つの星座はなかよく上下にならんでいます。
by qwert.6 | 2007-03-07 10:39