『 堅苦しい話 』
2006年 05月 05日
風薫るGWの中で皆様お楽しみの事と存知ます。
・・・が・・・少し堅苦しい話しを・・・(笑)
古代ギリシャの時代 “カルネアデス” と言う哲学者がいました。
その彼の名前を取って、
『 カルネアデス板 』という刑法に関する有名な話があります。
「洋上で船が難破しました。ふと見ると、板が1枚浮かんでいます。
でも、その板には漂流者がつかまっています。
しかし、その板はあいにく1人しかつかまれません。
このとき、自分が助かるために、その板を奪い取ることは許されるか?」
カルネアデスはそんな問題を提起しました。
法学者によりますと現行の日本の刑法では・・・
このような行為は「緊急避難」として許されているそうです。
逆に先に板につかまっている者が・・・
それを奪おうとする者を殺すことも「正当防衛」として許されているようです。
これは法律というものが自分の生命を守ることを前提にしているため、
そういう解釈になるとの事です。
この問題提起・・・
議論を繰り返しても答えが見つからない可能性が・・・(笑)
by qwert.6
| 2006-05-05 10:10