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日々感じた事・・・。


by qwert.6
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『 宇宙に描く・・・光のファンタジー 』


☆ 2006年3月の夜空 ☆

  ○満月=15日   ○新月=29日

3月になると「オリオン」「おうし」「おおいぬ」等・・・
冬の星座がすっかり西の空に移って、
南の空には天頂付近に 春の星座「かに座」 が位置するようになります。
そのすこし東側には 春の代表星座「しし座」 が高く昇ってきています。
東の空の低いところには、東南東に「おとめ座」のスピカ、
東北東には「うしかい座」のアルクトゥールスが明るく光っています。

【3月の流星群】

 3月に見られる流星群は、めだったピークはありませんが、
 3月から4月にわたって長く続く「おとめ座流星群」に注目です。
 「おとめ座流星群」の放射点は、
 スピカより低いところにありますので、
 流星が飛びはじめるのは20時半すぎからになります。
 この流星群は、流星の数は少ないもののときおり非常に明るい
 「火球」が現われることがあります。

【3月の惑星】

 「水星」
   3月11日に太陽と同じ方向にならぶ「内合」となりますので、
   ほとんど観察できません。
   3月下旬になると日の出時の高度が高くなり、
   4月の初めにやっと観察できます。
 
 「金星」
   3月25日に「西方最大離角」を迎える金星は、
   明け方4時ごろから東空で輝いています。
   26日の未明には、細い月が金星のそばに並びます。
      
 「火星」
   いま「いて座」と「やぎ座」のあいだを移動中で、
   明け方の4時ごろに、南東の低いところに1.1等級の明るさで光っています。
   
 「木星」
   「てんびん座」の中にあり、22時ごろから昇ってきます。
   明るさはマイナス2.3等級もあり、明け方の金星に次ぐ明るさです。
  
 「土星」
   まだしばらくは「かに座」のあたりにいて21時ごろ南中します。
   10日、11日には、土星のそばに月が並んで見えます。
   土星は4月5日には「留」となり、逆行から順行に転じて、
   ふたたび「かに座」のM44プレセペ星団に接近を始めます。





ギリシャ神話では・・・

  昔、レルネアの沼に、大きな化けガニのカルキノスが住んでいました。
  同じ沼には、頭が9つもある化けヘビのヒドラも住んでいました。
  この2匹の化け物は、あんがい仲がよかったようです。
  ある日、英雄ヘルクレスが、ヒドラ退治にやってきました。
  カルキノスはヒドラの手助けをしようと、
  ヘルクレスの足をハサミでつかんだのですが、
  あっというまにヘルクレスに踏みつぶされてしまいました。
  やがてヒドラもヘルクレスによって倒されてしまったのです・・・。
  この戦いの一部始終を、天界から女神ヘラが見ていました。
  女神ヘラはヘルクレスを大嫌いだったので、
  ヘルクレスを苦しめたご褒美として、
  両方の化け物を天に上げ星座にしたといいます。
  化けガニのカルキノスは「かに座」、
  ヒドラは「うみへび座」になりました。
  この2つの星座はなかよく上下にならんでいます。
by qwert.6 | 2006-03-01 09:42