『 1月7日 』
2006年 01月 07日
『 君がため春の野に出て若菜(七草)摘む
わが衣手にゆきはふりつつ 』
【 光孝天皇 】
百人一首で出てくる “若菜” とは「春の七草」のことです。
( せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)
「人日の節句」「七草の節句」ともいわれ・・・
今では「七草粥」を食べる日になっていますが、
もともとの原形は中国から伝わったもので、
旧暦の一月七日は・・・
新年の占い始めの日であるとともに、
朝廷や幕府に年賀を述べる日だったようです。
平安時代に「七草粥」を食べることが慣例になり、
江戸時代では・・・
五節句(1/7人日の節句、3/3上巳の節句、5/5端午の節句、
7/7七夕の節句、9/9重用の節句)の一つとして、
将軍、諸侯が七草粥を食べる公式行事になりました。
時代とともに占いから「七草粥」に重点が移り、
この日に「七草粥」を食べると邪気が払われ、
無病息災でいられるという慣習になったようです。
【追伸】
年賀状は松の内(1月7日)までに出すものですから、
その時期を過ぎると一般的には出しませんので、
そのような時は・・・「寒中見舞い」として出して下さいね(笑)
by qwert.6
| 2006-01-07 12:19