『 神 』
2005年 09月 06日
昔は・・・
“山” には「山の神」がいて・・・
“海” には「海の神」がいました。
“田” にも “家” にも神がいて・・・
「土の神」「石の神」「岩の神」「川の神」
「水の神」「風の神」「木の神」「野の神」等々・・・
八百万(やおよろず)の神と言われるように、
あらゆるモノに神が宿っていると考えられていました。
日本の気候が育んだ「山の幸」「川の幸」「海の幸」
そういった豊穣な恵みによって生かされていた大昔の人が、
自然に感謝し自分たちを生かしてくれている、
あらゆるモノに神の存在を感じることは、
当然の事だったのかもしれませんよね。
時に荒ぶる自然を畏敬し・・・恵みに感謝し・・・
そういった存在に対し横暴で欲張りな振る舞いは当然にして慎まれ、
自分たちの存在の小ささを認識し、
「ありがたい」と思う心や謙虚さと礼節をもった振る舞いを、
当たり前の事として身に付けていたのではないでしょうか?
“礼” とは「禮」「心の豊かさ」を示す事でもありますね。
めっきり見かけなくなった仕草の一つであり、
最近は逆の振る舞いを見る事が多くなりました。
神の存在等と仰々しくなるつもりはありませんが(笑)
どこへ行っても「感謝の気持ち」は忘れたくないものです・・・。
by qwert.6
| 2005-09-06 14:40